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令和4年度スタート!

暖かく、春らしい日が多くなってきましたね🌸

そんな中新年度もスタートし、おざわどうぶつ病院も新たなスタッフがこの春から一緒に働いてくれています!

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春が来ると狂犬病フィラリア予防のシーズンだなぁと思われる方も多いと思います。

そもそも狂犬病ってなに?なんのための予防注射?と思われている方もいると思うので、狂犬病の予防接種について少しお話します。

狂犬病ウイルスはヒトを含む全ての哺乳類に感染するウイルスです。狂犬病にかかった動物に咬まれることにより、唾液中のウイルスが体内に侵入、ヒトやその他の動物に感染を起こします。(ヒトからヒトへはうつりません)

感染後発症してしまうとヒトも動物も治療法はありません。致死率ほぼ100%と言われている怖い病気です。実際に2020年にフィリピンで野犬に咬まれた方が、帰国後狂犬病発症し亡くなっています。

日本でも1950年以前には狂犬病が蔓延しており、犬もヒトも死亡していました。そのような状況下で狂犬病予防法が施行され、飼い犬の狂犬病予防接種が義務化、野犬の抑留などにより日本の狂犬病は撲滅されました。

それ以来日本では犬の狂犬病が発生していない清浄国です。それなのになぜワクチンを打たなきゃいけないの??と思われる方もいると思います。

世界を見ても日本以外で狂犬病清浄国となっているのはアイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアム 6地域(2013)だけです。

いつ海外から狂犬病ウイルスが持ち込まれてもおかしくない状況です。もし日本が狂犬病の予防接種を全くしないようになったとしたら……その中でもし万が一国外から狂犬病ウイルスが入ってきてしまい、日本で蔓延してしまったら……

そうならないためにも清浄国となった今でも、狂犬病の予防接種は飼い主の義務として法律で決まっています。

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狂犬病の予防接種は義務であることも大事ですが、もう1つお伝えしたいことがあります!

予防接種絶対安全!副反応出ない!とは言えないからです。毎年狂犬病予防接種打っていて、今まで大丈夫だったから今年も大丈夫とは言えません。その時の体調だったりで、アレルギー、アナフィラキシーが出てしまう事もあります。

実際2004年~2019年において狂犬病の予防接種後アナフィラキシーは100万頭のうち1.5頭死亡が100万頭に1頭という割合で起きています。

体調が万全でない時には接種せず、1日様子を見てあげられる午前中に接種することをお勧めします。

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長々と書いてしまいましたが、今後混合ワクチン、フィラリア、ノミダニ予防のことなども書けたらと思うので(更新遅いかもしれないですが)、是非読んでいただけたらと思います!

獣医師酒井

先日愛知県でも独自の緊急事態宣言が出され、感染者も身近に増え不安な日々をお過ごしかと思います。

そんな中、ご存知の方もいるかと思いますが関東で感染した方の2匹のわんちゃんにPCR検査を行ったところ陽性反応が出たと報道がありました。( https://www.anicom.co.jp/release/2020/200731.html )

そのわんちゃん達は無症状で健康問題はなく元気とのことです。ε-(´∀`;)ホッ

ただ海外では死亡例も…と報告があります。その子は高齢の基礎疾患がある子とのことで、正直コロナのせいだけで亡くなった!とは言えない現状はあります。この子たちも”陽性”ですが、果たしてこれは”感染”しているのか…まだまだ未知な部分が多いです。新型コロナウイルスの動物への感染は事例は少なく、まだまだ実態が掴みきれないウイルスなので用心するに越したことはないでしょう。

大事な家族🐶🐱🐰🐹🐦を感染させない為には、まずは飼い主様ご自身がウイルスを持ち込まないことが第一!!

愛犬、愛猫の為にも!!不要不急の外出を控え、手洗いうがい、手の消毒、マスクの着用を心がけましょう!!(動物たちへのマスクは不要です!)

※ちなみに…

元々わんちゃんにはわんちゃんの犬コロナウイルス感染症、ねこちゃんにはねこちゃんの猫腸コロナウイルス感染症等があります。主に下痢嘔吐を起こす感染症です。

本日ロイヤルカナンさんが当院まで来て下さり、院内セミナーを行いました。

内容としては大まかに皮膚についてと消化器について。

皮膚病や下痢などどちらもお薬を使って治療することが多いですが、治ったあと、落ち着いてきたあとにはみなさん今まで通りの生活に戻ったり、お薬を使いながら維持している方が多いと思います。

そのような中で、食餌で予防しよう!少しでも状態維持を良くしよう!というのが今回のセミナーの1番のポイントでした◎!

まずはなぜ皮膚病が起きてしまうのか…について。

皮膚病にはアレルギーや細菌が原因となるものなど様々なものがありますが…そもそも健康的な皮膚であればアレルゲンや細菌などをしっかり弾いてバリアの役割を果たしてくれるので、炎症を起こすことはないと言われています。皮膚の状態が悪いことによりアレルゲンや細菌に暴露されてしまい、結果として皮膚炎となってしまうと…

皮膚はいくつもの角質セラミドという接着剤によってくっつけられて角質層が出来ています。このセラミドが不足することによって角質層は破綻し、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。つまりバリア機能を少しでも回復させることによって皮膚病になりにくい体にしてあげる!というのが今ホットな話題です☆*。

そして次にどうやって(´・ω・`)?ということになりますが、このセラミドを取り入れる方法として

シャンプーやトリートメントなど

保湿剤(体に滴下するタイプ)

セラミドの入ったサプリ(食べるタイプ)

フード

という様々タイプがあります。どれが良いかはその子やオーナー様の生活スタイルに合わせて選んでいただき、続けてもらうことがなにより大切になるかと思います。気になる方は診察時に獣医師にお尋ねくだはい✩.*˚

さらに言えば、今まで皮膚病にあまりなったことがない子でも予防的にこのようなものを使ってもらうのはとても◎!特に子犬の頃から積極的にケアしてもらうことにより、大人になってから皮膚病になりにくいというデータも出てきています!

大事な家族の為に、少しでも病気(皮膚病)になりにくい体作りをしてあげましょう\(^o^)/

酒井

アイスくん

ホームページがリニューアルされたにも関わらず、ブログの更新方法が分からない為ずっと更新できていませんでした!申し訳ないです!

試験的に病院の子達載せていきます!笑

まずはアイリッシュセッターのアイスくんです!

わんちゃん達が輸血が必要な程貧血になった際のスーパーヒーローです!アイスくんから採った血を苦しんでいるわんちゃんに輸血をします!

これからもアイスくんみんなのスーパーヒーローでいてね!!よろしくね!!

酒井

こんにちは、看護師・トリマーの新畑です。
暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日トリミングセミナーに参加してきました。
シャンプー、ドライニングについての内容だったのですがシャンプー剤を使い分けるだけで、最終的な仕上がりにとても差ができるということを改めて実感しました。
また様々な洗い方、乾かし方を教わりました。
中でもタオルを犬に巻いてしばらく置いておき犬の体温で毛の根本から乾かすという方法は印象に残りました。
今回のセミナーで学んだことを生かして今まで以上にワンちゃんに負担をかけず、キレイに素早く仕上げられるように頑張ります。